平成27年度後期セミナー開催

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会長挨拶

会員の皆様には、師走のお忙しい中、当一般社団法人民事法情報研究会の後期セミナーにご参集いただき、ありがとうございました。 本日は、190名の会員中、70名の方のご出席をいただいております。 ところで、すでにご案内のとおり、当法人の事業を充実させる一つの試みとして、半数を超える会員が現に公証人の職にあることに着目して、公証事務を処理するにあたって疑義が生じた場合に、ホームページの「お問い合わせ」フォームを使って気軽に問い合わせ、経験を有する会員の手助けですみやかに解決できるような仕組みとして、「質問箱」を設定して、本年7月から運用を始めました。これまで、9名の会員から計12件の照会を受けて、質問箱委員会において対応しております。当初は軽微な質疑応答程度を想定して始めたものですが、実際には現に相談中あるいは処理中の事案についての相談がほとんどで、回答では相当詳細な説明がなされております。その結果、利用された方からは、わかりやすく理解できたという声も聞かれるようですから、想定していた以上の役割を果たせているのではないかと考えております。 質問者については一切公開されることはありませんので、お気軽にご利用いただきたいと思いますが、公証事務処理上一般的に参考になると思われる質問事項については、個人情報が特定できる事項は伏せて、その内容を「民事法情報研究会だより」の「実務の広場」に順次掲載して参りたいと思います。 本日は、セミナー講師として、法務省経済関係民刑基本法整備推進本部参与として債権法改正作業に携わられ、民法(債権法)改正検討委員会の事務局長を勤められた東京大学名誉教授の内田 貴先生をお招きいたしました。当法人の小口理事が以前外国出張にご一緒したことがあるということを聞いて、その伝手で、先生に講師をお願いすることができました。当初は、先の国会に提出された民法の一部改正法案が成立すれば、債権法関係のご講演をと考えておりましたが、ご承知のような国会情勢ですので、本日は「日本人は明治時代にどのように法学を受容したのか」というテーマでご講演いただくことになっております。

 

平成27年12月12日民事法情報研究会セミナーのレジュメ

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